2006年02月20日

Peter Gabriel

トリノオリンピックの開会式で、オノ・ヨーコの"Imagine"スピーチのあと、イマジンを歌ったのはなんとピーター・ガブリエルだった。

今ではすっかりショーンコネリー張りの頭を光らせたおじいさんとなってしまった彼だけど、この日はニットの帽子を被って、淡々とイマジンを歌い上げていた。観客もみんなイマジンを歌っていて、すっかり会場はひとつになったという感じだった。まあ、この曲は誰が歌ってもああいうシチュエーションなら皆感動するもんだろうと思って私は見ていた。第一、多くの人は誰が歌っているかなんて気にも留めなかっただろうから。。。しかし、何で彼がトリノで、しかもオノ・ヨーコと共演したんだろうね?

ともかく、最近、ピーガブの1stと2ndをたまたまアマゾンに注文している最中だったので、偶然ピーガブの姿が見れたのはちょっと嬉しかった。

ところで注文したのはリマスター版のUKだかUSだかEUR盤で、トリノでピーターを見た数日後にやっと配送されてきた。じつはこの2枚だけはLPで持っている。でもすぐに聴けないし、やはりリマスターというのに惹かれてしまう。2,3年前、これの紙ジャケが出たとき一瞬買おうかな、と思ったけど、実物があるから止めといた。

1stと2ndにはタイトルが無い。3rd、4thにも無いのだけれど、それぞれに通称があって、1ndは"Car"、2ndは"Scratch"、3rdは"Melt"、4thは"Security"といわれている。ジャケットの印象からだと思うけど、なんで4thがそういわれるのかよくわからない。。。(知っている人、教えて〜)

その"Car"アルバムは、まだピーターがそれまで在籍していたGenesisっぽさが残っており、これはこれで、ジェネシス好きの人には受ける音だった。(私がそう♪)有名どころは"Solsbury Hill"、これは最近ではトムクルーズの映画『バニラ・スカイ』にも登場する。

"Scratch"アルバムはもっとポップな音作り。ポップといっても、普通のポップさじゃない。なんかひねた感じのポップである。さすがロバート・フリッププロデュースだけのことはある。丁度、ジェネシスがポップさを身に着けていった時期と重なっているけれど、ちょっと方向が違っている。でも、このポップさも2枚目だけ。3枚目、4枚目はもっと音が重くシビアになっていく。5枚目"So"は、またポップさが戻るけど、こっちはカッコいいポップ、直球のポップだ。一連のアルバムの中では2枚目だけちょっと異色な感じではある。

ピーガブに関しては、私がリアルタイムで聴いていたのは2枚目まで。その後、5枚目"So"が大ヒットするのだが、その時に"Sledge Hummer"のPVがMTVで取り上げられたのがきっかけでまた聴くようになったのだ。気がついたら、なんかえらくポップな音になっていてちょっとびっくりしたものだった。でも、"So"は聴き倒した。その頃はあまり熱心に音楽を聴いていたわけじゃなかったけど、このアルバムは特別だった。

そして、その後のピーガブは寡作ながらも、まだまだ現役。2002年には"Up"という久しぶりの新作も出し、そして今年、トリノで全世界に向けてイマジンを歌ったのだった。

最近のUKのアーティストにElbowというのがいるけれど、私が聴いた"Snowball"という曲(チャリティアルバム"Help A Day In The Life"に収録)が、サウンド的にも声の質も実にピーガブに似ていた。多分少なからず影響を受けているのだろうと思う(と勝手に推測^^;)

 

BGM: Peter Gabriel "Home Sweet Home"
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2005年11月21日

David Bowieは宇宙人

私が初めて聞いたボウイの曲は"Starman"だった。シングル曲として、けっこうはやっていたような気がする。当時の愛読雑誌『明星』の歌本に楽譜と歌詞がついてのっていて、その歌詞にはご丁寧に、カタカナの振り仮名までついていた。

ちょうど中学生だった私は、英語に対する興味もあってその歌本に載っていた曲をよく歌っていた。その中のひとつがこれだった。でも、単に歌詞が載っていたから好きになったわけではなく、やはり曲の魅力が大きかったと思う。ちょっと普通でないギターコードで始まるこの曲と、これを歌っているボウイに興味が沸いた私が次に気に入ったのが、"Space Oddity"だった。宇宙つながり(笑)。SF好きだったしね。それで買ったのが"Space Oddity"のアルバム。これが初めて買ったLPレコードになった。"Starman"より、"Space Oddity"の世界に惹かれてしまったので、"Ziggy Stardust"は買わなかった。お小遣い少なかったから両方は買えなかったのだ。

その後も、"The Jean Genie"が気に入って"Aladdin Sane"は買ったけど、やはりジギーは買わなかった。。。そして買いそびれたまま、私のボウイ人生は終わっていった。というのも、"Aladdin Sane"後の宇宙人でなくなったボウイについていけなかったから。。。"Low"や"Heroes"でまた持ち直したけど。でもそのあとは(略)。

それで、長いこと"Ziggy Stardust"には手を出さなかったのだが、CD時代になったある日、ボーナストラックがついたものを買って、ようやくこのアルバムを聴くことになった。結構有名曲が多いから、初めて聴くような気がしなかったが、宇宙人ボウイという昔のイメージとは違うボウイを知ることが出来たような気がした。私はその昔宇宙人というイメージだけでボウイを好きだったのかもしれないと思った。ボウイはミュージシャンとして素晴らしいものを作っていたんだと改めて気がついたのだった(遅すぎだよ。。。)

その後、ボウイのSound & Visionツアーを見に行った。もう昔の曲はこれで封印するとか何とか言ったツアーだった。これは絶対に行かなきゃ、と思って東京ドームに行った。その通り、ヒット曲オンパレードだった。でもボウイさん、今でも昔の曲やってるよね(苦笑)。この前、MTVでボウイのライブをやっていたのだが、もう昔の宇宙人とは別人がそこにいた。見た目は変らない、昔から。その点では宇宙人なんだけど(^_^;)でも、あまりにエンターテーナーぶりを発揮しているボウイを見るのは、なんか私には忍びない。やはり私にはボウイは宇宙人に違いないという昔の思い入れが強すぎるのかもしれない。。。

ボウイというと、ちょっと思い出すことがある。大学生だった頃、一時期大学の寮に住んでいたのだけど、そこの寮母さん(推定50代、もうすぐ60という感じ)がなんとボウイのファンだった。寮だから門限が厳しかったのだけど、ある日寮母さんが今日はライブを見に行くの、だから今日は遅くなるわ、と話していて、何に行くのかと思ったら、それがボウイのライブだったのだ!!私ボウイが好きなのよ、って言ってた。なんてモダンなおばちゃん!!そのとき思った。私もおばちゃんになっても、ライブに行き続けるわって。。。

好きな音楽を聴くのに年は関係ない、ということをあの寮母さんに教わったように思う。それは、今でも一線で活躍しているボウイにもいえるのかもしれない。ちゃんと新しいアルバムを作り、一方で自分の財産を大事に継承しているボウイ。いつまでも現役でいるボウイ。。。宇宙人じゃなかったけど、そんなボウイもいいかなと思う。

あの寮母さんくらいの年になったら、私もボウイのライブを見に行こう。それまでボウイは頑張っているかしら?。。。元宇宙人だから大丈夫だよね?!



BGM: David Bowie "Ziggy Stardust"
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2005年11月09日

ノイズの中のBeatles

私はいつもビートルズの曲をノイズの中で聴いていた。
AMラジオで深夜やっていた、たしか『ビートルズ物語』というようなタイトルのビートルズの番組があった。ビートルズのデビューから解散までを、物語風にDJが語り、途中にビートルズの曲がかかる、というようなスタイルの番組だったと思う。

その頃は地方に住んでいて、そのラジオ局はたぶんニッポン放送か文化放送かなんだか忘れたけど、関東のラジオ局だったので、電波の入り具合が非常に悪くて、よく聞こえるときもあれば、ノイズに埋もれてかすかにしゃべる声や音楽が聞こえてくるときもあった。また、波のように、音が大きくなったり小さくなったり、突然ハングルだか中国語だかわけのわからない言葉に邪魔されることもあった。

でも、ピー、ピー、ザー、ザーという雑音の向こうには、ビートルズの音楽がとても魅力的に響いていた。物語のほうは、多分かなりデフォルメしていたのだろうか、非常にどろどろとした人間関係を強調した、今考えればかなり作っていたでしょ?と思えるようなちっと胡散臭い内容だったように思う。でも、曲は素敵だった。たぶん、私はビートルズの曲の大半をこの番組で初めて聞いたんじゃないだろうか。だからビートルズの曲はそんなラジオの雑音が混じった状態のまま、私の脳に記憶されている。

でも取り立ててビートルズのファン、というわけでもなかった。なんせ、既に解散していたから、その頃は私にはもう過去のバンドとして位置づけられていて、今更レコードを買うなんて気にはならなかった。それは今でも同じ。ビートルズの曲は好きなものも沢山あるけれど、また、これからもずっと聞いていけるものがたくさんあると思うけど、何故かCDを買う気にまではならない。それはきっと、CDのクリアな音でさえ、私の記憶の中にあるあのノイズだらけのビートルズの曲には勝てないような気がするからかもしれない。

ところで、ポール・マッカートニーの新譜を聴いた。実にビートルズっぽい音だった。ま、ビートルズ本人だったから当たり前かもしれないけど。新しいはずなのに、懐かしい感じの音だった。ポールはそんなに好きじゃないけど、このアルバムはイイ感じ。

BGM: The Band "Acadian Driftwood"
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2005年08月16日

Lee Ritenour 30年。

先週の新聞に載っていた記事。なんでも、リー・リトナーはデビュー30年だそうだ(汗)デビューから数年の頃を知っている私って、じゃあ。。。まあ、それはさておき、リトナーはその昔結成していたジェントル・ソウツ(カナで書くとヘン、Gentle Thoughtsです)をリユニオンして来日公演を行ったようだ。

今のリトナーは全然聴いていないので、動向も何も知らないのだけど、ちょっと前に驚愕のニュースを聞いて久しぶりにリトナーの名前を目にした。それは、そう、あのANRIとの婚約。。。何処でどうつながってんだか知らんけど、まあ、驚きました。。。それはおいといて、リトナーとジェントル・ソウツ、当時はよく聴いた。来日公演にも行っちゃった。偶然だけど、この前本棚を整理していたら、古い箱からそのときのチケットの半券がでてきた。日付は、10月6日(金)サンプラザホール、とある。中野サンプラザだ。でも、年号が書いてない。だから正確に何年だったかはよく覚えていない^^;

このときのライブはその頃行ったどのライブより、凄く印象に残っている。実に音が良かったのだ。席は2階席(しかもC席なんて書いてある)で、ステージを見下ろす感じのところだったのだけど、最初の音が鳴った瞬間、なんともいえない音の透明感を感じて、ちょっと震えが来たくらいだった。これは今まで聴いてきたライブとは全然違っていた。たいていのライブって、音を大きくしようとして、割れちゃったり、変な残響があったり、音が篭っていたりしていたものだったけど、リトナーのライブは音に関しては私が思うにパーフェクトだった。ライブで、こんなに素晴らしい音を聴けるとは思っていなかったので、もうそれだけで感動物だった。もちろん演奏も素晴らしかったから、よけいにそう感じたのだと思う。これがS席だったらもっと凄い音が聞けたんだろうか。。。ともかく、こんなに純粋に音のいいライブにはその後も出会ったことはない。

さて、リトナーのチケットと一緒に、他のライブのチケットも数枚出てきた。Stuff、New York All Stars、Ben Sidran、それとチラシだけだがPat Metheny Group(実際行きました)。どれも当時よく聴いていた面々だ。この頃はロックというより、フュージョンを中心に聴いていた。他にもロック関係はライブに行った覚えはあるのだけど、チケットは残っていなかった、いや、もっと捜せば出てくるかもしれないけど。。。

当時のチケットの値段を改めてみて驚いた。リトナーがC席で1800円!!驚異の安さ!!S席でも多分3000円くらいだったはず。他のチケットを見ても、StuffがS席3000円、Ben SidranがS席2500円、Pat MethenyがS席3000円、A席2500円、B席2000円だって。。。値段で席が分かれているのもなんか時代を感じさせる。ああ、こんなにチケットが安い時代もあったんだ、もっと沢山行っていればなんて思うけど、そのときは学生だったからどんなに安くても、そんなに簡単にライブに足を運べなかった。

しかし、今の時代、チケット高すぎないか。。。どんなに後ろでも最前列でもたいていのライブは同じ値段だもんね(ーー;)



BGM: Fatboy Slim "Build It Up, Tear It Down"
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2005年07月10日

Pink Floyd

ライブ8に出たピンクフロイドを見た。もし、ライブ8にフロイドが出なかったら、徹夜みたいなことまでして見なかったかもしれない。最初、フロイドが再びロジャーを加えてこのステージに出る、と聞いたとき、ちょっと信じられなかった。もう2度とこのメンバーが揃うなんて想像もしていなかったから。2、3年前に出たフロイドの初のベスト盤の編集にロジャーも加わった時、何かが変っていたのかもしれない。でも、一緒にステージに立つなんて、ありえないと思っていた。

ステージ上のフロイドたちは、実に穏やかな表情をしていた。確執?そんなのもういいよ、と言いたげな顔だった。
もしかして、ステージに揃って立つためにライブ8はとても都合のよい言い訳になったのかもしれない。本当は一緒にやろうよって言いたかったのに、素直にそれが言えなかったんじゃないの?なんて、勘ぐってみたくなる。

でも、その後のニュースで、大金を積まれてもツアーはやらない、といっているようだ。まあ、これはわかる。フロイドのステージともなれば、それこそ、何十万人のファンが見たいと思うだろう。その思いを受けとるためには、相当の覚悟でやらなければ出来ないことだし、彼らもそれをやるには悲しいけれど年を取り過ぎている。これからはフェスか何かで、やりたいときだけステージに立ち、あとはスタジオでまた創作活動に入ってくれたら嬉しいと思う。

私がピンクフロイドを知ったのはその昔、NHKのヤングミュージックショーで「ライブ・アット・ ポンペイ」を見たときだったと思う。あのポンペイの遺跡で、フロイドたちが黙々とエコーズや吹けよ風呼べよ嵐を演奏していた。それはもう強烈な印象だった。もちろんビデオなんて無い時代だったから、見て聴いて感じることしかできなかったけど、その映像と音楽は心に焼きついた。後に、「ライブ・アット・ ポンペイ」はLDで買ったのだけど、今ではLDプレーヤーが壊れてしまい、残念だけど見ることは出来ない(:_;)

でも、何故かフロイドのレコードは一枚も買ったことが無かった。狂気でさえ、買わなかった。たぶん、FMのエアチェックで全曲ゲットしたからだと思うけど。フロイドはそうやってエアチェックや友達のレコードを借りて済ませていたのだった。そういえば、狂気が出た当時友達と近所の公園で遊んでいたら、どこからか狂気が大音量で鳴り響いていたのを聴いたことがあった。私はすぐに、あ、狂気だってわかったけど、友達はフロイドなんて知らない子達ばっかりだったから、一人でニヤニヤしながら鑑賞していた。外にも聞こえるくらいの大音量の狂気、聞いていたのは一体どんな奴だったのだろう。

80年代に入り、フロイドも色々あったらしいが、私はそんなこと全然知らなかった、なんせ、音楽なんてあまり聴いていない時期だったから。それでも、"A Momentary Lapse of Reason"(「鬱」)を友達に借りて、何かフロイドも随分と聴きやすくなったなあ、なんて思っていたら、それにはロジャーが参加していなかった、というオチだった。それでギルモアとウォーターズは仲違いをしてフロイドが分解してしまったと言うことをようやく知ったのだった(遅いよ)。それ以降のフロイドはあまり聴かなかったけど、古いフロイドは好きでたまに聴いていた。

そして月日は流れ、フロイドのベスト盤が出ると言うのを聞き付け、初めて彼らのCDを買った。久しぶりに聴くエコーズ、エディットされて短かったけど、懐かしいフロイドに出会えて嬉しかったし、やはりフロイドは凄いと思った。あのヤングミュージックショーを見たときからもう何十年もたっているけれど、フロイドは私の心のどこか片隅にいつでもいたことに改めて気がつかされた。

そして見たライブ8、そのフロイドの姿に再度私のフロイド熱は上がっている。やっと狂気と炎を買う気になった。狂気はSACDバージョン。プレーヤーは無いけれど、絶対にこれがいいよと薦められたのでこれにした。ジャケットが違うのがちょっと。。。だけど、どうせオリジナルのLPサイズじゃないし、それはどうでもよい。炎は、ライブ8での"Wish You Were Here"に感動したという単純な理由。そのうち、オリジナルのエコーズの入ったおせっかいも手に入れなきゃ。。。



BGM: Pink Floyd "High Hopes"
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2005年04月19日

GenesisとPhil Collins

iTunesで何を聞こうかとライブラリを眺めていて、ふとジェネシスが気になった。ジェネシスはアルバム全体で聴きたいので普段はプレイリストからははずしているのだけど、今日はちょっと聴いてみる気になった。さて、何を聴こう?

私はジェネシスが好きだ。正確に言うと、Peter Gabrielのいたジェネシスが好き。でも、フィルのいたジェネシスも、"Wind & the Wuthering"あたりまでは好きだ。よくプログレといわれるけど、そんなにへんてこな事や難しいところはない美メロメーカーだと私は思っている。やたらに長い曲もそんなにないしね。ただ、やたらとポップになってしまった80年代以降のジェネシスは今ひとつピンと来なくなってしまった。あのポップさは何処から来たのだろう。ピーターが抜けても暫くはそれまでの美メロプログレジェネシス路線だったのだけど、どんどんポップ化が進み"Abacab"で私は完全に聴くのを止めた。

ピーターとフィルがいた頃のジェネシスの曲ってやっぱりそれぞれのカラーが出ている。フィルのはやたらポップだし、ピーターのはやたらに長い。でもフィルのポップ感覚もまだ前面には出ていないのだけど、彼がジェネシスの音楽に一般受けするような親しみやすさを与えていたのは確かだと思う。これはピーターには出来ない業だわ。フィルは凄いドラマーで(フィルがジェネシスと同時にやっていたBrand Xは凄いバンドだった)、かつ歌も上手くてピーターの後釜として立派に働いていたのだけど、ジェネシスはどんどん変わっていった。
そしてソロデビュー以降のフィルの変わりっぷりには追いついていけないものがある。ソロ一枚目の"Face Value"は凄く好きだったんだけど、その後の彼はどんどんエンターテイナーへと突き進んでいっちゃった。ドラムをたたかずに歌うだけのフィルなんて、ジェネシスの頃は考えられなかったし、反対に、今の姿からはBrand Xでバカテクドラムをたたきまくっていた姿は想像できないだろう。普通の人のイメージとしてはラブソングを歌うおじさんてところかしら。

80年代以降のジェネシスはあまり聴かなくなったとはいえ、LPやCD,LDの類はいくつか持っている。中でも凄い?のは「日本初の4曲入りCDシングル!!」と銘打った"Land of Confusion"のCD。紙ジャケである。何でこんなの買ったのか覚えていない。おまけに"Visible Touch"という多分PV集のLDもある。(でもLDプレーヤーは既に壊れてうちにはないので見ることは出来ないの^_^;)でも"Invisible Touch"自体は探したけど見つからなかったから持っていないみたい。多分その頃ピーターのソロ"So"がはやっていたのでついでに買ったんだろうなあ。

ところで、iTunesで聞くと"Wind & the Wuthering"の最後の3曲(繋がっているの、本当は)が曲間でぶちぶち途切れて聴きづらい。一曲にまとめるのも嫌だし、こういうところがiTunesの気に入らないところ、改善して欲しいわ。ライブ盤も歓声が途切れちゃうからしらけるしね。やはりこういうのはCDプレーヤーで聴けって事か。

BGM: Genesis album "Wind & the Wuthering"
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2005年03月06日

Bee Geesとディスコ

FMでBee Geesがかかっていた。"Stayin' Alive"に"Night Fever"。なつかしい〜結構好きだったのよ。ビージーズといえばそれまでは私の中では”メロディ・フェア”や”マサチューセッツ”のイメージしかなかったので、このディスコ(!)サウンドは意外だった。でも当時は映画『サタディ・ナイト・フィーバー』のヒットで世の中みんなディスコだったわけだ。当然私も行きました(^_^;)、ディスコに。私の行っていた学校でも、ボールという名のダンスパーティーが頻繁に開かれて、みんな踊っていたなあ。
その頃はやっていた”ハローミスターモンキー”みたいな曲は全然好きじゃなかったけど、チークタイムにかかるようなコモドアーズなんかはとても好きだった(ボールでも必ずチークタイムがあったのだけど、私はいつも壁の花でしたわ〜)。アース・ウィンド&ファイアも定番だった。
今のダンスミュージックにはかなり疎いのだけど、みんなどんな風にして踊ってるのかしら?当時のディスコは、みななぜか同じ方向を向いて同じような手の振りをして(あれはサタディナイトフィーバーの影響?)ちょっと異様な感じだった。

そういえば去年だったかビージーズの一人が亡くなった。全盛期を見ていただけに、ちょっと悲しかったわ。

BGM: Bjork "Sun In My Mouth"
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2005年01月08日

大晦日の過ごし方

大晦日にのんびりと好きな音楽聴きながら新年を迎えられていたのはいつくらいまでだったかなあ。家族が増えるにつれて、自分の時間なんて持てなくなって、新年を一人でひっそりと迎える喜びなんてなくなっちゃった。
高校生の頃は、なぜだかもうすぐ新年になるって時間には決まってThe Allman Brothers Bandの"Fillmore East Live"を聴くのがなんとなく私の中で決まっていた。どうしてAllmanかは今はもう忘れちゃったけど、そうしたかったんだろうなあ。うちは変っているというか何と言うか、紅白なんて誰も見ないしおこたに入ってみかん食べながらみんなでTVを見るみたいな習慣がなかったから、大晦日の夜は自分だけで楽しむ時間がたっぷりあったのだった。でも、大人になるにつれ、一人じゃ過ごせない時間が増えてきたわけで、そうなると好きな音楽に浸って新年を迎えることが年々困難になってしまった。今じゃ、紅白(好きで見ているわけじゃない)が終わるや否や、初詣に出かけるまでになっちゃった。今年なんて、0:00になる瞬間さえ気にせずに神社への道を家族で歩いている始末。本当はのんびりと家に居たいんだけどね、私は。
でも、家族と過ごすのも悪くはないなと、最近は思い始めている。それなりに私も年取ったってことかしら。しかし、子どもたちはそのうち私がそうだったように一人で居たい、あるいは友達と居たいって思うようになるんだろうなあ。そうなったら、大晦日は夫と二人で紅白鑑賞?勘弁してくれ〜、それだけは!!

BGM: Deep Purple "Space Truckin'"

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2004年12月24日

あ、渋谷陽一の声だ

さて、今日お風呂でNHK-FMをたまたまつけたら、いきなり渋谷陽一の声が聞こえてきた。・段この人の番組はぜんぜん聴かないのだが、若かりし頃、彼のDJ番組をさんざん聴いてきた私にとって、この声は多分死ぬまで忘れられないくらい、聴き慣れている声なのである。だからといって決してファンではないので間属えないで欲しい。そしたら、なんとBLURの98年のGlastonsburyのライブをやるというではないの。事前にわかっていればエアチェックしたものを…とぶつぶつ言いながらも聴きましたよ。
BLURは去年出た"THINK TANK"にビビッときて好きになったのだけれど、"THINK TANK"
以前は聴いてみたけどあまりはまれなかった。このアルバムは大好きなんだけどね。でも、去年のサマソニのBLURは、Radioheadが最優先だったので見に行かなかった。デーモンの声って、ちょっとDavid Bowieぽいところがあって、妙に親近感覚えちゃう。BLURの全盛期はぜんぜん知らないのだけど、アイドルっぽかったのかな?私は今後もぜひともTHINK TANK路線でいって欲しいんだけどね。昔からのファンはどう思っているんだろう。
ところで、例の渋谷陽一氏の昔やっていたNHK-FMの「ヤングジョッキー」という番組(なんか書くだけで恥ずかしくなるようなタイトルだわ)を私は揃かさず聴いていて、もちろんせっせとエアチェックもしていた。この番組くらいしか、まともな(今考えるとまともだったかどうかは…)洋楽情報を手に入れることができなかったのでとても貴重な時間だった。別に彼のファンだから聴いていたわけじゃないのよ。でも、一度だけ冗談で会ってくださいって手紙出したことある。修学旅行で東京に行くのでNHKで会ってくださいって。もちろん無視されましたわ。こう書くと本当にファンだったみたいね。でも、彼のお陰でいろんな洋楽に出合うことができたのは本当のこと。それはとても感謝しています、今でも。しかし、今の彼の番組は一切聴かない私(爆)

BGM: Radiohead "Trans-Atlantic Drawl"
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2004年12月20日

死語の世界〜エアチェック!!

この前、せっせとエアチェックしていたことを書いたのだけれど、よく思い出してみると、私がカセットテープを使い出したのは、レコードを初めて買ってから3年位してからだった。最初に使っていたステレオセットは父親のもので、当時はやっていた4CHステレオが聴けるものだった。でも、カセットはまだあまり普及していなかったのでついてなかったのだ。しばらくして、自分専用のステレオセットを買ってもらい、カセットデッキも手に入れた。それでエアチェックできるようになった。でも、お小遣いでテープを買っていたので、あまりたくさん買えなくて、何回も同じテープを使いまわしていたし、テープの残り何分かがもったいなくて、最後ぎりぎりまで使っていたなあ。だから曲の途中でぶっちんなんてよくあった。でも当時はFMレコパルなどのFM雑誌が出ていて、番組表にあらかじめ掛かる曲が分数まで載っていて、結構便利でよく利用させてもらっていた。今じゃ考えられないけど。
中学、高校時代って、私の少ないお小遣いは、時々買うレコードやカセットテープに殆ど費やされていた感じ。女の子らしいものなんてあまり買わなかったなあ。私って変人?だったかも。いや、周りはみんなそう思っていたかもね、今思えば。当時はぜんぜんそんなこと気にしてなかったけど。あ、今も気にしてません、この歳になって洋楽聴いている人って周りに全然いないだもん。やっぱり私は変人かも(爆)
当時のレコードコレクションはいまだに家にある。数えたことないけど、100枚くらいはあるかも。ずっと無かったレコードプレーヤーも、実は2年位前に安いのを買って持っている。でも、聴くの面倒くさくて聴いていない。というか、昔聴いていたのを今聴きたいとは思わないって気持ちのほうが大きくて、レコードはそのままおいてある。ここ何年か、また新たに音楽に興味を持てる様になってからは、聴いたことの無い音を求めている私がいるのだ。昔の音を懐かしがっている私はまだここにはいない。

BGM: Red Hot Chili Peppers "Savior"
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2004年12月18日

洋楽聞き初め

今日は、私が洋楽を聞き始めた頃のことを思い出そうと思う。中一の頃はまだ普通にアイドルが好きだった。初めて買ったレコードは郷ひろみ、明星なんて雑誌もよく買っていた。その明星の付録に歌本がついてきたのだけど、歌謡曲だけじゃなくて、はやっていた洋楽も結構載っていたのだ、楽譜がついて、英語の歌詞にカタカナの振り仮名がついたのが。どちらかといえば、TVよりラジオをよく聴いていたから、当然それらの洋楽もよく耳にしていたので、自然と歌謡曲ばかりでなく洋楽も聴くようになっていたのだと思う。
そんな中、今考えると、洋楽にのめりこむきっかけとなったのは、多分、当時NHKでたまに放送されていたヤングミュージックショーという番組だった。PINK FLOYDのライブ・イン・ポンペイ(他にもあったような…)や、EL&Pの展覧会の絵のショーなんかを見て、衝撃を受けた記憶がある。そういえば今年になって、NHK-BS でヤングミュージックショーのKISSの回を再放送していたけど、あれも何となく覚えている。もっとも、私が洋楽にはまってから何年もしてから放送されたものだけどね。
最初に買った洋楽のレコードは、DAVID BOWIE "SPACE ODDITY"だった。LPね。暴威は(おっと、変換したらこんな字になったけど、当時彼の衣装にこの漢字使われてたよね)、例の歌本に"STAR MAN"が載っていて、それで知ったのだと思う。そして、"SPACE ODDITY"を聴いてはまっちゃった。(ちなみにジギーのアルバムは随分あとで買った、CDで。)買う雑誌も明星からミュージック・ライフに替わった。古本屋に行ってバックナンバーも買いあさるくらい、よく読んだ。そして、次に買ったLPはT・REXの”TANX" 、当時流行のグラムロックね。
でも、グラムばかりじゃなくて、本当に色々なジャンルを聴いていた。NHK-FMでは、その当時は今じゃ考えられないけど、新譜のアルバムを丸ごとノーカットで流す番組があって、もう私はカセットテープにせっせとエアチェック(死語?)する毎日だった。他にも結構洋楽を流す番組が多かった。だから、あまりお小遣いなくても、たくさんの音楽が聴けたのだった。幸せな時代だったよね〜


BGM: 稲葉浩志 "CHAIN"
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2004年12月06日

死んだ人々

昨日FM聞いていたらジョン・レノンの"Starting Over"が流れていた。そういえばもうすぐ命日だ。もう24年前になるのかな、いまだにあの知らせを聞いたときの衝撃が忘れられなくて、命日を覚えている。別にビートルズファンだったわけでもなく、ジョン・レノンにさしたる思い入れも無かったのに、すごくショックだった。イントロの鐘の音で始まる"Starting Over"が、他のもっと有名なレノンの曲よりもすごく私の心に残っている。

死んだといえば、レーナード・スキナードが飛行機事故にあって、メンバーが亡くなってしまった時の事もよく覚えている。学校へ行く前に、新聞の片隅にこの事故のことが載っていたのを見つけたのだ。レーナード・スキナードは当時好きでとてもよく聴いていたから、これは本当にショックだった。授業中も(確か歴史)切り取って持ってきたその記事ばかり見つめていた。確か亡くなったのはメンバーのうち2〜3人だったのだけど、ボーカルが死んじゃったんだもん、もう駄目だと思った。でも、彼らはいまだに現役で活躍しているらしい。今は全く聴かなくなっちゃったけどね。今考えると、なんで普通の新聞に、当時でも日本ではすごく有名というわけではなかったこのバンドの事故の記事が載っていたのだろう?不思議だわ。

今聞いているJeff Buckleyももう亡くなっているのだけれど、私は当時のことはぜんぜん知らなくて(ちょうど、音楽なんて全く聴かない時期だったので)、でもこのアルバムの評判がいいのを知って買ったのだった。1曲目を聴いた感想、「ん?展開がジェネシス?」でも、すごくいい声してるよね。もっと活躍して欲しかったと思う。

BGM: Jeff Buckley "Hallelujah"
posted by tomtomradio at 12:53| Comment(0) | TrackBack(2) | これで育った70年代前後 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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