2007年02月05日

The Millennium / Begin

随分と長い間こちらのブログをお休みしてしまった。
久しぶりの記事は、The Millenniumという、1960年代の終わりにぽっと出て、ぱっといなくなってしまったけど、とても素晴らしいレコードを一枚残してくれた彼らのことを書こうと思う。

去年、いくつかのブログなどでミレニウムのことを書いた記事を目にしてから凄く気になっていて、音も聴かずに購入した。聴いてみて驚いた、40年近くも前に出されたCDにこんなに感動するなんて。。。お陰で去年からこのCDはリピートされっぱなし。
カテゴリわけをするならソフトロック、ということになるのかな。このブログではちょっと異色なカテゴリかもしれない^_^;

千年王国という名を持つこのグループは1968年にアルバム"BEGIN"一枚を出したが、セールスが芳しくなく活動を止めてしまう。
でも、このアルバム、今聴いても実に新鮮な、素晴らしい音楽が詰まっている珠玉の作品なのである。
ミレニウムの中心人物であったカート・ベッチャーという人は、コーラスアレンジの魔術師とも呼ばれた優れたコーラスアレンジャーだったらしい。
1960年代といえば、ビーチボーイズ、アソシエイション、ハーパーズビザールなど、コーラスがとても綺麗で素晴らしいグループが沢山いたけど、そんな時代に活躍していた人だったのだ。

そんな彼がいたこのミレニウムも当然素晴らしいコーラスワークに彩られている。それに加え、かなり凝った音作りが今でも全然古臭さを感じさせない。当時としては随分お金をかけて製作されたらしいこのアルバム、売れなくてぽしゃっちゃったわけだけど、どうしてこんなにいいものが当時受け入れられなかったのか、ちょっと不思議な感じもする。
今聴いても全然古臭くないし、むしろ、この音楽にインスパイアされたミュージシャンは山のようにいるだろうなと感じさせるような、現代的な音が詰まっているのだ。山下達郎をはじめとして日本のミュージシャンにもかなりの影響を与えているらしい。

M3からM6にかけてのしゃれたアレンジにスイートなコーラスがたっぷりなこの一連の数曲が、特に私のお気に入りだ。
他にもカントリー風な味付けのもの、ティファナブラス風のトランペットが素敵なM11、オリエンタルというか明らかに日本を意識したM12(何でも、カートは幼い頃日本に住んでいたそうだ)もある。M13のしっとりとした雰囲気も素敵だ。最後の曲M14"Anthem(Begin)"がこれまたしゃれが利いていてコロンビアレコード賛歌のごとく"コロンビア、CBS~♪"と歌って終わるのがおかしい。でもそのわりにはレコード会社から冷たくされてしまったのはちょっと悲しいかも。。。^^;
日本盤に入っているボーナストラックもポップでしゃれている。

まだ私の知らない、こんな風に良いレコードが沢山世の中にはあるんだと思うと、ちょっと嬉しくなる。
次はどんなレコードと出会えるのかなあ。。。



BGM : The Millennium "Blight"
posted by tomtomradio at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 温故知新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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