2007年02月26日

West Coast Rock Perfect Collection vol.8

もう、いつvol.7の記事を書いたんだか、覚えてないや^^;
これには、大体76年から80年くらいのものが入っている。だんだんとサウンドも洗練されてきて、この後のAOR全盛時代を予感させるものが多い。

1. Thunder Island / Jay Ferguson
ジェイ・ファーガソンはジョ・ジョ・ガン(vol.2に”Run Run Run"収録)にいた人で、ソロになって初めてヒットしたのがこの曲。ここでギターを弾いているのはジョー・ウォルシュだそうだ。なお、ジョ・ジョ・ガンにいたマーク・アンデスという人はファイアフォール(このコレクションにも数曲収録されている)を作った人。

2. Wheels Of Fortune / The Doobie Brothers
邦題『運命の轍』が象徴しているように、この頃のドゥービーは一大転機を迎えていた。それまでのサウンドの中心人物だったトム・ジョンストンがバンドを抜け(病気の為だったけど)、新たにその後のサウンドを作り上げることになるマイケル・マクドナルドがバンドに入ったのだ。
この曲も、それまでの泥臭いサウンドとその後の洗練されたサウンドが交じり合って、そんな過渡期を象徴しているようなものに仕上がっていると思う。

3. Runaway / Bonnie Raitt
まだまだ現役で頑張っているボニー・レイット。女性でこんなにカッコよくスライドギターを操れる人はそうはいないよね。そんな彼女の初ヒット曲がこれ、『悲しき街角』。オリジナルは61年にデル・シャノンでナンバーワンヒットになっている有名曲。ボニーがブルースフィーリングたっぷりにしっとりと歌い上げていて、オリジナルとはまったく違う輝きを与えている。

4. Don't Stop / Fleetwood Mac
これは大ヒットアルバム『噂』からの3枚目のシングルカット。前作『ドリームス』もまだまだヒット中だったそうで、この頃のフリートウッド・マックの売れっ子ぶりが良くわかる。 

5. Just Remember I Love You / Firefall
前述のジェイ・ファーガソンと一緒にやっていたマーク・アンデスのファイアフォールのヒット曲。このマークさん、ファイアーフォールの後は、ハートに加入したらしい。なかなかの世渡り上手じゃなくて?!

6. Lost Without Your Love / Bread
ブレッドは、73年に一度喧嘩別れしていたらしい。何でも、ゲイツの曲ばかりがシングルになったのが原因だとか。。。^_^; そして、久しぶりに再結成して76年に出したのがこれだけど、以前のような勢いは既に無し。私の記憶にももはや無し(笑)

7. Lonely Boy / Andrew Gold
リンダ・ロンシュタットの元彼?の彼。何でも、有名なミュージシャンの父と母を持つサラブレッドちゃんらしい。リンダのスタジオミュージシャンとして働き、ソロデビュー、その後77年にこの曲がヒット。でもソロよりもセッションの仕事で有名だったらしい。私もこの曲しか知らない。

8. It's So Easy / Linda Ronstadt
そのリンダの同年のヒット曲。『ブルー・バイユー』が出たばかりの時に、どこかのラジオ局がこれをかけまくったためこれも出すことにしたらしい。それでちゃんと同時にヒットしちゃうんだから、リンダの人気って凄かったのね。

9. It Keeps You Runnin' / Carly Simon
ドゥービーのマイケル・マクドナルド作で、ドゥービーのオリジナルもカーリーバージョンの後にシングルになってヒットした。もうこの曲は後期ドゥービーらしい都会的なものになっている。

10. Mexico / James Taylor
そのカーリーの旦那のジェームスさんの、メキシコに行きたいよ〜、って歌。のんびりしたスティールドラムの音が心地よい。バックコーラスに聞こえるのはカーリーの声よね。

11. New Kid In Town / The Eagles
超有名アルバム『ホテルカリフォルニア』からの第一弾シングルがこれだったのね。何と、この曲で彼ら初のミリオンセラーヒットになったそうだ。そんなに流行っていたとは、次のシングルの『ホテルカリフォルニア』の印象が強すぎて、記憶に無い。。。

12. Daisy Jane / America
ドキドキする心臓の鼓動から始まるこの曲、青春のひとコマを歌わせたら右に出るものがいないともいえる彼らの十八番といったところか。

13. Sailing / Christopher Cross
80年の大ヒットアルバム『南から来た男』からカットされて、これまた大ヒットした曲。彼の一番の代表曲とも言える、美しいバラード。

14. The Load-Out / Jackson Browne
15. Stay / Jackson Browne
この2曲は77年の『孤独なランナー』というライブ盤からのシングル。『ステイ』は60年代にフォーシーズンズのヒットで知られる曲。
この『孤独なランナー』、ライブ盤でも全部新作というもの。今はこんな冒険するアーティストいないよねぇ。

BGM: America "Daisy Jane"
タグ:west coast rock
posted by tomtomradio at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | West Coast Rock Perfect Collection | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月05日

The Millennium / Begin

随分と長い間こちらのブログをお休みしてしまった。
久しぶりの記事は、The Millenniumという、1960年代の終わりにぽっと出て、ぱっといなくなってしまったけど、とても素晴らしいレコードを一枚残してくれた彼らのことを書こうと思う。

去年、いくつかのブログなどでミレニウムのことを書いた記事を目にしてから凄く気になっていて、音も聴かずに購入した。聴いてみて驚いた、40年近くも前に出されたCDにこんなに感動するなんて。。。お陰で去年からこのCDはリピートされっぱなし。
カテゴリわけをするならソフトロック、ということになるのかな。このブログではちょっと異色なカテゴリかもしれない^_^;

千年王国という名を持つこのグループは1968年にアルバム"BEGIN"一枚を出したが、セールスが芳しくなく活動を止めてしまう。
でも、このアルバム、今聴いても実に新鮮な、素晴らしい音楽が詰まっている珠玉の作品なのである。
ミレニウムの中心人物であったカート・ベッチャーという人は、コーラスアレンジの魔術師とも呼ばれた優れたコーラスアレンジャーだったらしい。
1960年代といえば、ビーチボーイズ、アソシエイション、ハーパーズビザールなど、コーラスがとても綺麗で素晴らしいグループが沢山いたけど、そんな時代に活躍していた人だったのだ。

そんな彼がいたこのミレニウムも当然素晴らしいコーラスワークに彩られている。それに加え、かなり凝った音作りが今でも全然古臭さを感じさせない。当時としては随分お金をかけて製作されたらしいこのアルバム、売れなくてぽしゃっちゃったわけだけど、どうしてこんなにいいものが当時受け入れられなかったのか、ちょっと不思議な感じもする。
今聴いても全然古臭くないし、むしろ、この音楽にインスパイアされたミュージシャンは山のようにいるだろうなと感じさせるような、現代的な音が詰まっているのだ。山下達郎をはじめとして日本のミュージシャンにもかなりの影響を与えているらしい。

M3からM6にかけてのしゃれたアレンジにスイートなコーラスがたっぷりなこの一連の数曲が、特に私のお気に入りだ。
他にもカントリー風な味付けのもの、ティファナブラス風のトランペットが素敵なM11、オリエンタルというか明らかに日本を意識したM12(何でも、カートは幼い頃日本に住んでいたそうだ)もある。M13のしっとりとした雰囲気も素敵だ。最後の曲M14"Anthem(Begin)"がこれまたしゃれが利いていてコロンビアレコード賛歌のごとく"コロンビア、CBS~♪"と歌って終わるのがおかしい。でもそのわりにはレコード会社から冷たくされてしまったのはちょっと悲しいかも。。。^^;
日本盤に入っているボーナストラックもポップでしゃれている。

まだ私の知らない、こんな風に良いレコードが沢山世の中にはあるんだと思うと、ちょっと嬉しくなる。
次はどんなレコードと出会えるのかなあ。。。



BGM : The Millennium "Blight"
posted by tomtomradio at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 温故知新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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