2006年04月25日

El Presidente

最近の私のお気に入り、エル・プレジデンテ。

イギリスはグラスゴー出身の新人バンド。新人といっても、フロントマンのダンテは以前は別のバンドでベーシストとして活動していたようだ。そして、このデビューアルバムは、ダンテとその兄が殆どの曲を作って、レコーディングしたそうだ。それからメンバーを集めたらしい(笑)

最初の印象は、明るい元気なT-Rex?マークボランの声をオクターブ上げたようなダンテのヴォーカルと、サウンドのファンキーさによるものだろうか。もろ、70年代の影響を受けているところは、Go! Teamを思い起こす。同じような印象だ。ちょっと郷愁を誘うサウンドというところが共通点かな。モータウンサウンドのような印象もあるし。それに、ダンテ自身はプリンスが大好きなんだそうだ。目指すはプリンス、らしい。ステージに立つ姿も、スーツでバシッと決めているそうだ。

1曲目"Without You"からもういきなり踊らなきゃ、と思わせてくれる。
2曲目"Rocket"は、不思議なグルーヴ感があって、ソウルからの影響がかなり感じられる。
3曲目は笑えるくらいT-Rexっぽい。でも、私はこの曲が一番好きだ。
4曲目は日本でPVを撮っている。ちょっと哀愁を帯びた曲調が日本調?!
どの曲も、メロディと歌詞をすぐに覚えて口ずさめるくらい、とても親しみやすい。これはポップアルバムにとってとっても重要な要素だよね。
こんな風に、アルバム前半は、どの曲もダンサブルにチューンされていて、気持ちよく聞ける。パーティに行ったような楽しい音が聞ける。

反対に、アルバム後半にいくに従い、ちょっと重い感じになってくる。どちらかというと、ロックテイストが増した曲が多くなってくる。
2曲目で打ち上げたロケットが落っこっちゃった?!という印象。

でも、日本盤のボーナストラックの1曲目ではまたモータウンっぽい感じが戻る。そしてラストでは、かのプリンスの"Raspberry Beret"のカバーを実に楽しそうに歌うダンテがいる。

まだまだ、全部が全部いいとは言えないアルバムの完成度だと思う。でも、次作では初めてバンドメンバーと曲を作ることになるだろうから、またどんな風に変るのか、それはそれで楽しみだ。

5月に来日公演があるらしいが、どんなライブになるんだろう?多分、会場はダンスフロアになっちゃうんだろうな。



BGM: El Presidente "Lies"
posted by tomtomradio at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 現在進行形90年代以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

ジャック・ホワイトのおすすめ?!- Blue Cheer

サンフランシスコ出身の3人組元祖轟音ガレージロックバンド。
ホワイトストライプスの開演前のSEとして、えらくかっちょいい曲が流れていたのだが、その中にこのブルー・チアーがあったのだ。後で色々調べてわかったことだけど。
このBlue Cheerという名前、ドラッグの一種だそうだ(検索したら、「薬物乱用防止」のページが出てきて驚いた)。1968年にアルバム"VINCEBUS ERUPTUM"でデビュー、シングル"Summertime Blues"(あのエディ・コクランの。ザ・フーのが有名。)がヒットした。
そして、まだ現役で活動しているらしい。数年前には来日もしているそうだ。

アルバム"Vincebus Eruptum/Outsideinside"には、彼らのファーストとセカンドがまとめて収録されている。
このアルバムのブックレットには、彼らのライブの告知のポスターだかチラシだかが載っている。ジミヘンと競演していたり、バッファロー・スプリングフィールド、グレイトフル・デッドの名があったり、ピンクフロイドとタイバンはってたり(しかも前座がジェフ・ベック!)、それなりに人気があったことがうかがえる。

ファーストの"Vincebus Eruptum"録音時には、その音のでかさの為かどうか知らないが、スタジオのコントロール盤が壊れた、みたいなことがライナーに(ヴォーカル&ベースの)Dickie Petersonによって書かれている。
音密度はスカスカなんだけど、ギターはやたらにラウドで、歪みまくっている。そしてドカドカというドラムのリズムが鳴り響き、高目のヴォーカルがそこに乗り、ブルース調のハードロックや、サイケデリックな構成の混沌とした長目の曲が繰り広げられる。70年代ハードロックのお手本のようなサウンドだ。でもしっかりと60年代らしいサイケでポップな曲もある。
全体的に、黙々と突き進んでいるような印象のファーストだ。

セカンドにあたる"Outsideinside"は、スタジオだけではなく野外でも録音されたそうだ(タイトルはそのあたりからつけられたのだろう)。
ファーストより曲は短めになり、幾分ポップさも出てきて、曲もバリエーションが増えて、聴きやすいのはこちらかもしれない。一番長い曲がストーンズのサティスファクションのカバー。このカバーがまたハチャメチャでカッコいい。ストーンズみたいな緩さは全然なくて、ちょっと壊れたハードロックのスピード感溢れるサティスファクションなのだ。かと思えば、次の曲はバリバリのブルースロックだったりする。

このアルバムはもちろんスタジオ盤なんだけど、ライブ感、即興感を凄く大事にしているバンドだということが聴くとわかると思う。そこら辺が、ジャックが気に入っているところなんだろうか。

ジャック・ホワイトの新バンドRaconteursのライブのレビューを見ると、どうやら60年代、70年代ロックの王道的雰囲気があるらしい。じゃ、ブルー・チアーみたいな感じもあるんだろうか?!デビューアルバムが楽しみだ。

この2つのジャケット、並べてみると雰囲気もちょっと似ているかも。

 

BGM: Blue Cheer "The Hunter"
posted by tomtomradio at 01:12| Comment(2) | TrackBack(1) | 温故知新 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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