2005年11月21日

David Bowieは宇宙人

私が初めて聞いたボウイの曲は"Starman"だった。シングル曲として、けっこうはやっていたような気がする。当時の愛読雑誌『明星』の歌本に楽譜と歌詞がついてのっていて、その歌詞にはご丁寧に、カタカナの振り仮名までついていた。

ちょうど中学生だった私は、英語に対する興味もあってその歌本に載っていた曲をよく歌っていた。その中のひとつがこれだった。でも、単に歌詞が載っていたから好きになったわけではなく、やはり曲の魅力が大きかったと思う。ちょっと普通でないギターコードで始まるこの曲と、これを歌っているボウイに興味が沸いた私が次に気に入ったのが、"Space Oddity"だった。宇宙つながり(笑)。SF好きだったしね。それで買ったのが"Space Oddity"のアルバム。これが初めて買ったLPレコードになった。"Starman"より、"Space Oddity"の世界に惹かれてしまったので、"Ziggy Stardust"は買わなかった。お小遣い少なかったから両方は買えなかったのだ。

その後も、"The Jean Genie"が気に入って"Aladdin Sane"は買ったけど、やはりジギーは買わなかった。。。そして買いそびれたまま、私のボウイ人生は終わっていった。というのも、"Aladdin Sane"後の宇宙人でなくなったボウイについていけなかったから。。。"Low"や"Heroes"でまた持ち直したけど。でもそのあとは(略)。

それで、長いこと"Ziggy Stardust"には手を出さなかったのだが、CD時代になったある日、ボーナストラックがついたものを買って、ようやくこのアルバムを聴くことになった。結構有名曲が多いから、初めて聴くような気がしなかったが、宇宙人ボウイという昔のイメージとは違うボウイを知ることが出来たような気がした。私はその昔宇宙人というイメージだけでボウイを好きだったのかもしれないと思った。ボウイはミュージシャンとして素晴らしいものを作っていたんだと改めて気がついたのだった(遅すぎだよ。。。)

その後、ボウイのSound & Visionツアーを見に行った。もう昔の曲はこれで封印するとか何とか言ったツアーだった。これは絶対に行かなきゃ、と思って東京ドームに行った。その通り、ヒット曲オンパレードだった。でもボウイさん、今でも昔の曲やってるよね(苦笑)。この前、MTVでボウイのライブをやっていたのだが、もう昔の宇宙人とは別人がそこにいた。見た目は変らない、昔から。その点では宇宙人なんだけど(^_^;)でも、あまりにエンターテーナーぶりを発揮しているボウイを見るのは、なんか私には忍びない。やはり私にはボウイは宇宙人に違いないという昔の思い入れが強すぎるのかもしれない。。。

ボウイというと、ちょっと思い出すことがある。大学生だった頃、一時期大学の寮に住んでいたのだけど、そこの寮母さん(推定50代、もうすぐ60という感じ)がなんとボウイのファンだった。寮だから門限が厳しかったのだけど、ある日寮母さんが今日はライブを見に行くの、だから今日は遅くなるわ、と話していて、何に行くのかと思ったら、それがボウイのライブだったのだ!!私ボウイが好きなのよ、って言ってた。なんてモダンなおばちゃん!!そのとき思った。私もおばちゃんになっても、ライブに行き続けるわって。。。

好きな音楽を聴くのに年は関係ない、ということをあの寮母さんに教わったように思う。それは、今でも一線で活躍しているボウイにもいえるのかもしれない。ちゃんと新しいアルバムを作り、一方で自分の財産を大事に継承しているボウイ。いつまでも現役でいるボウイ。。。宇宙人じゃなかったけど、そんなボウイもいいかなと思う。

あの寮母さんくらいの年になったら、私もボウイのライブを見に行こう。それまでボウイは頑張っているかしら?。。。元宇宙人だから大丈夫だよね?!



BGM: David Bowie "Ziggy Stardust"
posted by tomtomradio at 02:10| Comment(12) | TrackBack(1) | これで育った70年代前後 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月09日

ノイズの中のBeatles

私はいつもビートルズの曲をノイズの中で聴いていた。
AMラジオで深夜やっていた、たしか『ビートルズ物語』というようなタイトルのビートルズの番組があった。ビートルズのデビューから解散までを、物語風にDJが語り、途中にビートルズの曲がかかる、というようなスタイルの番組だったと思う。

その頃は地方に住んでいて、そのラジオ局はたぶんニッポン放送か文化放送かなんだか忘れたけど、関東のラジオ局だったので、電波の入り具合が非常に悪くて、よく聞こえるときもあれば、ノイズに埋もれてかすかにしゃべる声や音楽が聞こえてくるときもあった。また、波のように、音が大きくなったり小さくなったり、突然ハングルだか中国語だかわけのわからない言葉に邪魔されることもあった。

でも、ピー、ピー、ザー、ザーという雑音の向こうには、ビートルズの音楽がとても魅力的に響いていた。物語のほうは、多分かなりデフォルメしていたのだろうか、非常にどろどろとした人間関係を強調した、今考えればかなり作っていたでしょ?と思えるようなちっと胡散臭い内容だったように思う。でも、曲は素敵だった。たぶん、私はビートルズの曲の大半をこの番組で初めて聞いたんじゃないだろうか。だからビートルズの曲はそんなラジオの雑音が混じった状態のまま、私の脳に記憶されている。

でも取り立ててビートルズのファン、というわけでもなかった。なんせ、既に解散していたから、その頃は私にはもう過去のバンドとして位置づけられていて、今更レコードを買うなんて気にはならなかった。それは今でも同じ。ビートルズの曲は好きなものも沢山あるけれど、また、これからもずっと聞いていけるものがたくさんあると思うけど、何故かCDを買う気にまではならない。それはきっと、CDのクリアな音でさえ、私の記憶の中にあるあのノイズだらけのビートルズの曲には勝てないような気がするからかもしれない。

ところで、ポール・マッカートニーの新譜を聴いた。実にビートルズっぽい音だった。ま、ビートルズ本人だったから当たり前かもしれないけど。新しいはずなのに、懐かしい感じの音だった。ポールはそんなに好きじゃないけど、このアルバムはイイ感じ。

BGM: The Band "Acadian Driftwood"
posted by tomtomradio at 01:18| Comment(10) | TrackBack(2) | これで育った70年代前後 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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